治療器先端から発生した衝撃波による刺激は病変部で痛みを感知する自由神経終末を麻痺・変性させることにより「即時的な鎮痛効果」を導きます。その後変性した組織の修復を促すことにより、長期の機能回復・疼痛緩和につながります。
疾患にもよりますが、平均的な治療効果は60~80%と報告されています。
集中型衝撃波との違いは?
集中型はターゲットが卵1個分程度ですが、拡散型はターゲットが広範囲に及び、筋・腱の治療に適しています。
照射治療の前に、診察および必要な検査(X線、超音波エコー、MRI)を行います。
診察にて診断後は照射部位を特定し、マーキングをします。
診断された疾患に応じた治療プログラムを選択し、低レベルの照射から開始し、反応を見ながら徐々に照射頻度と強度を上げます。治療中はある程度の痛みを伴います。我慢できる程度の痛みに調節します。治療中に痛みは半分程度に低減します。
2~5分程度、設定回数の照射が設定値に達したら終了です。
通常、1週間間隔で数回の治療を行います。その後診察で治療効果を判定します。