乾燥対策はエイジングケア | 海老名市中新田の石坂整形外科クリニック

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院長の豆知識
2018年05月25日
乾燥対策はエイジングケア

秋から冬は、空気の乾燥で肌がカサカサしたり、粉っぽくなったり、肌の乾燥も気になりますね。夏は空調の風にあたって過ごすことも多く、女性はとくに顔の乾燥が気になるものです。乾燥した肌は白く粉が吹いたり、うまくお化粧がのらなかったり、シワが目立つようになります。

 

 

・この乾燥、放っておくとお肌の老化を進める原因になると言われています。

 

また、潤いを必要としているのは、ひじ・膝・かかと、背中、手、足、首などと顔だけではありません。「一年中こんなもの。」とあきらめず、少しずつケアをしてみませんか。

 

 

 

・肌が乾燥している状態と原因

皮膚の一番外側には角質層があり、細菌や紫外線、摩擦などから肌を守ったり、体内から水分などが出て行くのを防いだりする役目を果たしています。この角質層は、ケラチンというタンパク質、セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸や尿素などから成る天然保湿因子(NMF)などで構成され、通常は20%前後の水分を含んでいます。また、皮脂膜という保護膜が角質を乾燥から守っていて、肌のうるおいや、しなやかなハリが保たれているのです。

 

肌が乾燥している状態とは、この角質層の水分量が少なくなり、皮脂の分泌も少なくなって、角質層が不均一でスカスカになっている状態です。特に乾燥しやすいのは、目元、ほお、唇やその周辺など。

 

肌が乾燥してしまう原因は、大きく2つに分けられます。細かく分けていくと、空気の乾燥、加齢による変化、誤ったスキンケア、寒さによる皮膚の血流量が低下などさまざまです。

 

(1)加齢によるお肌の変化
新陳代謝の低下により、発汗量が減少。また、皮脂の分泌量も減ります。

(2)外部の環境と影響
空気の乾燥 、寒さによる皮膚の血流量低下、間違ったスキンケア※など。
※洗いすぎ、強い石けんの使用、熱いお湯、ひっかくなどの刺激

 

 

・肌が潤っている状態

 

赤ちゃんのお肌はうるうる、もっちり。化粧品を扱う雑誌などでは「ベビースキン」などと呼ばれていますね。赤ちゃんのお肌のみずみずしさの秘密は、皮膚の構造にあります。

 

・ヒアルロン酸を多く含む
ヒアルロン酸とは、細胞と細胞の間を埋めている物質で、1gで6リットルの水を抱えるくらいの高い保湿力をもっています。そのため、サプリメントや化粧品などの成分として利用されています。赤ちゃんの肌は、このヒアルロン酸を多く含んでいます。ヒアルロン酸は年齢とともにしだいに失われていきます。

 

・セラミド(りん脂質)を多く含む
セラミドとは、肌の角質細胞間脂質で、大切な保湿成分です。水分の蒸発を防いだり、外部刺激から肌を守っています。ヒアルロン酸と同様、加齢とともに、また生活習慣などで減少していきます。赤ちゃんの肌には、セラミドが隙間なく存在するため、乾燥しにくい状態になっています。

 

成長とともに皮膚が伸び、相対的にヒアルロン酸やセラミドなどの成分が減少します。その結果、赤ちゃんのような、うるうる、もっちりとした肌は失われていくのです。

 

加齢などで皮脂の分泌量が少なくなったり、細胞間脂質を作る機能が低下、さらに空気が乾燥して角質層の水分が奪われたり、肌をこすりすぎて角質層がはがれたり、体調不良で肌の新陳代謝が悪くなったりすると、肌が乾燥してきます。
肌が乾燥した状態を放っておくと、角質層のバリア機能が低下して細菌の侵入や紫外線などの刺激を受けやすくなり、ニキビができたり、ますます肌の乾燥が進んだり、肌が老化してシミやシワ、たるみの原因になります。

 

 

・保湿とは

乾燥肌は、外的にも内的にもケアが大切です。ケアを続けることで、結果としてお肌の若々しさを保つことが期待できます。

 

(1)お部屋の湿度管理
湿度が高い夏でも、密閉性の高い建物の中で一日中エアコンをつけているとお部屋は乾燥状態。冬であれば、気づいたら湿度計が40%をきっている、などということもあります。湿度の目安は50~60%。それ以下になる場合は、加湿器を使用する、部屋の中に濡らしたタオルや洗濯物を干すなど、湿度を保つ工夫をしましょう。

 

(2)化粧品を活用する
顔であれば、化粧水をたっぷり使い、そのあとはセラミドやヒアルロン酸など、保水・保湿成分が配合されたクリームや美容液などでケアすることが大切です。顔は乾燥や紫外線によって皮膚の弾力が失われ、老化が進みます。夏の紫外線対策と同様、乾燥対策も年間を通してするよう、心がけましょう。
その他、ひじ、膝、かかとなども、保湿クリームでケアすることで、肌表面がやわらかくなり、白く粉が吹く、ガビガビ、カチカチの状態を改善することができます。

 

(3)医療機関で診てもらう
乾燥のひどい場所に湿疹ができたり、夜、体が温まると強いかゆみでかきむしってしまう場合などは、皮膚科医で治療を受けましょう。
悪化すると、乾燥によって生じた皮膚の亀裂から、刺激物質や細菌などが侵入して炎症を起こすこともあります。

 

参照
エンパワーヘルスケア「健康Salad」